出会った人たち
エンジニアに戻るにあたって、最初の会社でお世話になったりあこがれた人達を思い出してみる。
生まれたヒナは初めて出会ったものを親とみなすじゃないが、新人の頃に出会った人達から受けた影響は大きいはず。
- 先輩1
休憩スペースで文系だった同期に線形代数の基底の変換行列の導出について教えていたら、休憩しに来た先輩がやってきて、話に交じってきてくれた。
一通り説明すると、「なるほど、おもしろい!」と指をパチンと鳴らして仕事に戻ってしまった。何が面白くて指を鳴らしたのか今でも分からない。
その先輩が勉強会でラムダ計算についてしゃべってくれたことがあった。中身自体は全く理解できなかったけど、スライドも時折笑いをまぜる発表スタイルが面白すぎてあこがれた。
- 先輩2
客先常駐先の部署の人。あまり関わり合いがなかったけど、ある時大量のJUnitで大量のテストコードを書いてそれをJenkinsで回す、
みたいな辛い仕事をしていた。その人は普段忙しくてあまりオフィスにいないのだけど、自分のような新人とかにも色々声をかけてくれるような人だった。
全く仕事を一緒にしたことがないのだけど、いわゆる仕事のできる人。
ある時、その先輩が通りがかった時にその仕事の話を訊いていて、あまり自分がやっている事がしょぼすぎて、思わず涙が出た。
- 先輩3
まったくやったことのない、サーバの構築やインフラ周りの仕事を振ってくれた先輩。
分からないことがあったら、「分からない?よし、何回でも教えてあげるよ。分からなかったら何度でも聞いて」と言って要領を得ない自分に根気強く向き合ってくれた。
昼ごはんとか年中一緒に行ってくれて、技術の話とかいろいろな話をしてくれたのはありがたかったし、とても楽しかった。
- 先輩4
サーバ構築やネットワーク設計などで度々お世話になった先輩。先輩というほど近くもないぐらいベテランの方。
その先輩がすごい無茶な仕事を引き受けた際の作業日誌に「とにかく最初は情報を集めまくれ」「サーバのマニュアルは枕の横において肌身離さずもって読み込め」
みたいな技術者の意地みたいなことが書いてりしていて、そのプロセスがとても気合が入っていて面白かった。
炎上案件にヘルプで入ってくれた時にも、こっちが要領を得ない説明なのに超エスパーで必要な情報を的確に提示しながら徹夜で対応してくれたのは本当に助かりました。
他にもたくさんいるけど、ぱっと思いついて文章に起こしやすそうな方々だけだけど、とても恥ずかしくもあり、なつかしい。